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基礎


目次

1. 基礎の基礎

1.1.クロマチック・ハーモニカの音程
1.2. 音出し
1.3. 口の形
1.4. ハーモニカの持ち方
1.5 ボタンの押し方
1.6 呼吸法
2. 簡単な練習曲
3. 音階練習
4. 複雑な調子の音階練習(#系)
5. 複雑な調子の音階練習(b系)
6. 短音階
7. 半音階
8. その他の音階
9. リズム
10. 速吹き練習
 

1.基礎の基礎

1.1. クロマチック・ハーモニカの音程


 16穴のクロマチック・ハーモニカのカバー・プレートには下の図のような番号が振られています。(まれに1番から16番まで振られたモデルが存在します。)
 各穴の吹き吸いで出る音は、下の5線譜に示したとおりで4オクターブの音域をカバーします。小さい楽器ですがとても広い音域をもっているのです。吹いたときの音は、吸ったときの音は|○|で表しています。
 右側のスライド・レバー・ボタンを押すと、それぞれの音の半音高い音(#を付けた音)が出ます。つまり通常状態ではピアノの白鍵、ボタンを押すと黒鍵に相当する音が出ます。下の図では、マウスを置くと#が付いた音が出る様子を示しています。ピアノと違って、全ての音にその半音上の音が用意されていることに注意してください。例えばE音(ミ)の半音上はF音(ファ)ですが、ボタンを押したときにE#音(ミ#)としても出すことができます。
 したがって一つの穴で4つの音を出すことができます。通常のハーモニカ(複音ハーモニカ、10 holesハーモニカ)のような全音階(ダイアトニック音階)ばかりでなく、半音階(クロマチック音階)をすべて出すことができるために、区別してクロマチック・ハーモニカと呼ばれます。また、ボタンを押して半音を出しますので、ボタン式クロマチック・ハーモニカと呼ばれることもあります。(学校教育で使われていた上下2段式クロマチック・ハーモニカと区別することがあります。)
 12穴のクロマチック・ハーモニカの場合には、左の4穴がなく、音域も3オクターブとなります。


  

 

 出る音をよく観察すると、C音(ド)がダブって配置されていることに気づきます(穴4と1、4と5、8と9)。これはド レ ミ ファ ソ ラ シ ドの音階と穴の配置がどのオクターブでも同じになるようにするために意識的にC音をダブらせてあるもので、「ド」ダブリの配列などと呼ばれます。
 演奏中は、このどちらのC音(4番なのか5番なのか、など)を吹いているのか意識しておかないと、次の音を吹くときによく音を間違えるので注意してください。
 また、右端の12番の穴のボタンを押して吸う音は本来B#音(シ#)ですが、これはC音(ド)と同じ音なので、音域の幅を広げるためにD音(レ)に変えられています。気づかないで吹いている方も多いようですが、この音を使う曲もありますので覚えておきましょう。

1.2. 音出し
 それでは、早速音を出してみましょう。



 穴番号で数字だけは吹く音、○で囲んだ数字は吸う音を表しています。ただし、穴番号に頼った楽譜の読み方に慣れると、いつまでも穴番号がないと吹けないことになりがちで、それは楽器としてのクロマチック・ハーモニカの正しいアプローチとはいえません。ここでしっかり穴番号と音の関係を捕まえたら、以後は5線譜だけを見て吹けるように練習しましょう。

1.3. 口の形
 実はこの段階で多くの初心者がつまずいてしまう現象があります。それは低音1番のD音(レ)の音または2番のF音(ファ)が出ない、あるいは高音10番、11番、12番の音が出ないという問題です。ハーモニカが壊れているのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、これは吹き方、吸い方に問題があるのです。
 まずハーモニカの咥え方には大きく分けて2種類あります。パッカリングとタング・ブロックです。

 パッカリングというのは、上図のように音を出す穴だけを咥える方法です。舌は口の奥の方に引っ込めておきます。このとき、口腔の中の空間を広く取ることが重要で、顎の骨を下げ、オーの発音をする形をさらに大げさにした形の空間を作ってください。最近私はムンクの「叫び」ちゃんのような口をしてくださいと表現したりします。ストローでジュースを飲むときのように、頬の筋肉に力を入れるのは禁物です。音がでない方の多くが頬や唇の回りの筋肉に力が入りすぎていると思われます。といっても、ハーモニカと唇はしっかり密着し、端から空気漏れの音がしないように気を付けてください。これは筋肉に力をいれなくてもできることです。
 音が出ても、口腔の形が正しくないときは、正しい音程より少しピッチの下がった、10 holesでいうベンドした音が出てしまいます。よく注意しましょう。
 高音の10番、11番、12番については、音が出ないからとムキになって一生懸命に音を出そうとする方がいます。これは逆効果で、益々音が出なくなってしまいます。むしろ、弱く息を吹き込んで見ましょう。ハーモニカの高音はよく通る音ですし、マイクで演奏する場合も高音域はカットするくらいです。先ずは弱く鳴る程度でよいでしょう。練習を積むうちに最適な音量もわかってくるでしょう。
 4オクターブもある音程の範囲で、すべて同じ口の形をしているわけではありません。ほんの少しですが口の形が変わりますが、それは音階練習や実際の曲の練習で耳と口の訓練を積む必要があります。
 パッカリングの特徴としては、口腔の形、舌の位置、筋肉の力の入れ方によって、クロマチック・ハーモニカの音色を変化させやすいことがあげられます。それで、ポピュラーやジャズのハーモニカ奏者にはパッカリングを採用している方が多くいます。

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 タング・ブロックというのは、上図のように複数の穴を咥え、舌で左(または右)の方の穴を覆ってしまい、音を出す穴だけから息を吹き吸いさせる方法です。舌で穴をいくつ咥えるかは奏者によって色々で、2つの場合、3つの場合などがあるようです。このときもやはり口腔の中の空間を広く取ることが重要で、頬の筋肉に力を入れるのは禁物です。音が出ない方の多くが頬や唇の回りの筋肉に力が入りすぎていると思われます。
 タング・ブロックの特徴としては、音色を変化させない一定の音を出しやすいので、それが求められるクラシック系の奏者が多く採用しています。
 複音ハーモニカに慣れている方は、ベースを入れるときの咥え方と同じになりますが一般的にはクロマチック・ハーモニカではベースを入れることはありません。

1.4. ハーモニカの持ち方
 あまり正確な図ではありませんが、下図のように左手(または左利きの場合右手)の親指と人指し指の間にハーモニカを持ちます。右手の人指し指をボタンに副えると左手の窪みを丁度蓋をするようであればいいのですが、蓋をしてしまうと音がこもってしまうために、音が外へ出て行けるように開いておいてください。



1.5. ボタンを押さえる位置
 右手の人指し指は、いつでもボタンを押せるようにボタン常にボタンに触れさせておきます。初心者の方でボタンを押さずに持ち、半音が出てくるところであわてて押すというやり方をする人がいますが、これでは色々な調子で何度もボタンを押す必要がある場合にとてもタイミング的に合いません。
 さて、人差し指のどこでボタンを押すとよいのでしょうか。これまで下図に示す3種類ほどの押し方を見てきました。
@指の付け根
A第2関節の腹
B指の先
 いずれの方法も非常に上手な奏者がおりますので、各人の好みでいいと思います。ちなみに私は以前Aだったのを、Bのプロの奏者を見てからBに変えました。



1.6. 呼吸法
 ハーモニカを吹く場合の呼吸方は、腹式呼吸です。肺が膨らんだり縮んだりするのではなくて、横隔膜が上下する感じです。
 そうはいわれても最初は中々できないものです。練習としては、5番の穴を使い、C音(ド)とD音(レ)を交互に早く安定して吹けるようにします。このとき、横隔膜を上下させていることを意識して練習してください。







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