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基礎


目次

1. 基礎の基礎
2. 簡単な練習曲
3. 音階練習
3.1. C調の音階
3.2. G調の音階
3.3. F調の音階
4. 複雑な調子の音階練習(#系)
5. 複雑な調子の音階練習(b系)
6. 短音階
7. 半音階
8.その他の音階
9. リズム
10. 吹き練習
 

3. 音階練習

 音階練習は、どんな楽器を演奏する上でも非常に重要なものです。ハーモニカをおもちゃと捕らえるならば音階練習などやらずにいろんな曲を楽しく吹いていればそれでいいのですが、クロマチック・ハーモニカをちゃんとした楽器であると認める以上は、この過程は必須のものです。
 ただし、12も調子があるわけですから、それら全部を済ませてから曲の練習に入るなんてことはまず不可能でしょう。色んな調子に演奏の幅を広げていく過程で、折に触れてその調子の音階練習を取り入れるといった軽い気持ちで取り組んでいただければ幸いです。
 したがって、「初級」、「中級」、「上級」講座にすすみながらときどき音階練習に戻ってくるとよいでしょう。
 なお、最初に長音階を扱い、後で短音階について補足します。
 各調で、同じ曲「小さな日記」を課題曲として上げておきますので、実際にその調子の曲として練習すると理解しやすいでしょう。

3.1. C調の音階
 なんといってもC調は基本中の基本です。次のような練習からはじめましょう。
 この音階練習では1番のC音(ド)から始まり、5番のD音(レ)まで行って,戻ってくることを何度も繰り返します。お手本では2回だけ繰り返しますが、練習では何度繰り返しても結構です。

 最初は4分音符の早さで練習します。各音について、1回ずつ足でリズムを取ります。つまり1小節で4回足を踏むようにします。(ドで1回、レで1回、ミで1回、ファで1回、・・・)
 次に同じ音階をを8分音符と思って演奏します。今度は音2つについて1回足でリズムを取ります。すなわち1小節で2回足を踏むようにします。(ドレで1回、ミファで1回、・・・)
 最後に同じ音階を16分音符だと思って練習します。今度は音4つについて1回足でリズムを取ります。すなわち1小節で1回だけ足を踏むようにします。(ドレミファで1回、ソラシドで1回、・・・)なお、お手本が早すぎるようであれば、自分なりの速さで確実にできるように調節してください。以下の例でも同様です。
 この、足でリズムを取るということは、リズム感を養成する上でとても大切なことです。C調ではボタンの押しはでてきませんが、今後別の調子の練習をするようになると、手の押す動きと足を踏む動きが混乱してきて、とても曲にならないという状態の人をたくさん知っています。そうならないように、C調の音階練習で、足を踏む練習をしっかり習得してください。




 この音階練習は、上行するときと下行するときで口の動きと穴の関係が同じにならないように工夫してありますが、それだけでは練習として不充分です。
 それで、開始する音の位置を一つずつずらすような練習をするともっと効果的です。楽譜的には開始位置が違うだけですので、次のお手本を聞きながら練習してください。16分音符の例だけ示します。

D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始
F音(ファ)から開始
G音(ソ)から開始
A音(ラ)から開始
B音(シ)から開始


 さて、次の音階練習は、3連符の練習です。前の練習では音4つごとに1回足を踏むような練習をしました。今度は音3つごとに足を踏みます。(ドレミで1回、ファソラで1回、・・・)
 似たような音階でも3連符となるとまた口の動きと穴の関係が違ってきます。最初はとまどいがあるかもしれませんね。
 3連符というのは、ポピュラー音楽には沢山でてきますし、ジャズのスウィング感を表現するためにもとても重要なものです。乗りのよい音楽を演奏する場合に、足でリズムを取ったり身体を動かしてリズムを取ったりしますが、3連符で練習を積んでおけば安心です。


 

 今度も音の開始位置を一つずつずらしていく練習をしましょう。
 なお、音階練習はいくらでもパターンが考えられており、本1冊まるごと音階練習という教則本もあるそうです。ジャズのアドリブに進むためにはそういった文献もこなす必要があります。これは長くて辛い道です。
 当インターネット・クロマチック・ハーモニカ教室においては、基本的にこれまで提示してきた音階練習を、各調子で実施していくことにしましょう。安心しましたか。実はそれでも大変な量と複雑さなのですよ。

D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始
F音(ファ)から開始
G音(ソ)から開始
A音(ラ)から開始
B音(シ)から開始

3.2. G調の音階
 G調では#がF音(ファ)の位置につきます。移調楽器である複音ハーモニカや10 holesでは移動ド奏法ですので、G調のハーモニカを用意してド レ ミ ファ ソ ラ シ ドの音階を吹けばそれでおしまいですが、クロマチック・ハーモニカはピアノと同じ固定ド奏法の楽器ですからG音(ソ)から始まる音階を吹かなければなりません。
 下の楽譜で見るとおり、ソ ラ シ ド レ ミ ファ# ソと、調子記号のあるF音(ファ)の位置ではF#(ファ#)とスライド・レバー・ボタンを押して吸わなければなりません。
 今後、#がたくさんついた調子でも同じ原理です。調子記号がついた位置ではボタンを押して音を半音高くします。調子記号だけが付くだけで、臨時記号のように途中に#記号が出てくるわけではありませんので、各調子で音階練習をしっかり練習して、ほとんど無意識に調子記号の位置でボタンを押せるように修練する必要があります。
 一とおり音階練習がすんだら、初級の曲集の練習をしてG調そのものに慣れるようにしてください。



 次は、開始する音の位置をずらしていく練習です。前と同様、16分音符の例だけ示します。

A音(ラ)から開始
B音(シ)から開始
C音(ド)から開始
D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始
F#音(ファ#)から開始


 さて、3連符の練習です。C調の場合とねらいは同じです。





 開始音を一つずつずらします。

A音(ラ)から開始
B音(シ)から開始
C音(ド)から開始
D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始
F#音(ファ#)から開始


3.2. F調の音階
 F調ではbがB音(シ)の位置につきます。ここで、#の場合と異なる現象にぶつかります。#ではその音の位置でスライド・レバー・ボタンを押すだけだったのですが、スライド・レバーは#の働きしかないために、単純にボタンを押すだけということができないのです。実はB音(シ)にbが付いているということはA音(ラ)に#が付いているということと同じ意味になります。したがって、Bb音(シb)を出すためには左隣の穴に移動してA#音(ラ#)を出さなければなりません。bがたくさんついた調子では、これがかなり複雑な様相を示します。
 このようにbの場合には頭の中で音の読み替えが必要であるために、特に初心者の方はbの調子記号を敬遠することが多いのが現状です。ところが、面白いことに慣れるにしたがってb系の調子は演奏が楽になるという事実があります。これは吹き吸いの連続の仕方と関係しているのですが、ここでは詳しい説明は省きます。
 実際、クロマチック・ハーモニカの上級者はb系の調子を好む傾向にあります。このことを念頭において、敬遠せずに練習に取り組みましょう。
 下の楽譜で見るとおり、ファ ソ ラ シb ド レ ミ ファと、調子記号のあるB音(シ)の位置ではA#(ラ#)と隣の穴でスライド・ボタンを押して吸わなければなりません。



 次は、開始する音の位置をずらしていく練習です。前と同様、16分音符の例だけ示します。お手本が早すぎれば、ゆっくり目で構いません。

G音(ソ)から開始
A音(ラ)から開始
Bb音(シb)から開始
C音(ド)から開始
D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始


 3連符の練習です。C調の場合とねらいは同じです。3連符ごとに足を踏むのを忘れないでください。



 開始音を一つずつずらします。

G音(ソ)から開始
A音(ラ)から開始
Bb音(シb)から開始
C音(ド)から開始
D音(レ)から開始
E音(ミ)から開始







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