初級


目次

テーマ曲
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年9月
2003年8月
2003年7月
2003年6月
2003年5月
2003年4月
2003年3月
2003年2月
2003年1月
テクニック
2003年12月
2003年11月
2003年10月
2003年9月
2003年8月
2003年7月
2003年6月
2003年5月
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2003年2月
2003年1月
 
テーマ曲(2003年12月)

赤い靴
 やさしい童謡です。メロディはよく知っているとおりのものですが、前奏、間奏および後奏はメロディの一部を借用しているのではなくて、独自のものになっています。ゆっくりの曲です。思い入れをたっぷり入れて、かわいらしさも表現してください。
 慣れてきたら、ハンドカバーのビブラートを付けたり、トレモロ奏法を取り入れたりして、自分なりの変化を付けて演奏してみましょう。



テーマ曲(2003年11月)

黒の舟唄
 今月も加藤登紀子さんが歌ったフォークソングです。綱を引きながら同じテンポでゆっくり舟を引く様子を歌ったものですが、この舟は男女の間にある暗くて深い河に浮かんでいるのです。
 リズミカルに、ゆっくりと歩くリズムでしっかりと吹きましょう。



テーマ曲(2003年10月)

ひとり寝の子守唄
 加藤登紀子さんが歌ったフォークソングです。自然的短音階の説明で出てきた曲ですね。したがって、短音階でありながら半音が出てきません。



テーマ曲(2003年9月)

山羊にひかれて
 カルメン・マキさんが歌ったフォークソングです。この曲は「時には母のない子のように」のB面に収録されていました。
 特にむつかしいところは何もありません。かわいらしく歌い上げてください。
 もしお仲間が見つかるのであれば、2ndのピアノのかけあいをクロマチック・ハーモニカで吹いてもらって2重奏にするのにも適しています。



テーマ曲(2003年8月)

エイス・オブ・ダイヤモンド
 デンマークのフォークダンス曲です。
 北欧では夏が短く冬が長いので、冬から解放される4月30日の夜に火を炊いて貼るの到来を祝い、野外のフォークダンスが踊られます。また、夏至の6月下旬にはミドサマーのお祭りが催され、民族衣装を着けた老若男女が手をとって踊り明かします。
 デンマークでは1,000余りのフォークダンス曲が整理分類されているということです。
 そんな中で「ダイヤのエース」を意味するこの曲は、あらゆるパーティで踊られる親しみやすく非常にポピュラーなフォークダンスです。

 



テーマ曲(2003年7月)

家路
 本田路津子の唄でヒットしたフォークソングです。他に先月のテーマ「秋でもないのに」がありました。

たそがれの街 人はみな急ぐ
どこへ行くの誰が待つの ながれる人の波
私がここに ひとりでいるのに
誰もみんな気づかないで 歩いてゆくの

 合奏用の第一パート譜ですので、メロディを吹く場合と、オブリガートを吹く場合の変化が付けてあります。

 



テーマ曲(2003年6月)

秋でもないのに
 本田路津子の唄でヒットしたフォークソングです。前奏部分は楽器のソロが担当しますので、合奏する場合もクロマチック・ハーモニカのソロにするととてもいい感じになります。
 この曲の季節はいつと思えばよいのでしょうか。ひとりぼっちで、秋でもないのに寂しくて仕方がないことを歌うのですが、沈む夕日が歌われているところをみると、夏かなと思ったりします。

 



テーマ曲(2003年5月)

ある晴れた朝突然に
 ジャック・ドレイ監督の仏映画「ある晴れた朝突然に」の主題歌。1964年の作品で、日本公開は1965年でした。兄と妹で美人局で生活しているところにギャングの親方をカモにしてしまい、百万長者の娘を誘拐する役目を負わされ、まんまと成功するが思わぬ破局が待ち構えていたというお話。

 



テーマ曲(2003年4月)

さんぽ
 ファンタジック・アニメーション「となりのトトロ」からオープニングのタイトル・バックで歌われる行進曲「さんぽ」です。宮崎駿監督のアニメでは、久石譲作曲作品がたくさんできましたね。子供向けのコンサートではどれも大変喜ばれます。

 



テーマ曲(2003年3月)

ドードレブスカ・ポルカ
 学校用フォークダンス曲の中からチェコスロバキアの曲です。ドードレブスカは「ダブル」という意味だそうですから英語では「ダブル・ポルカ」ですね。踊りの中にダブル・アクションの部分があるようです。グリッサンドと装飾音が特長で、伴奏無しでも中々楽しめます。C調で4回のメロディ演奏の後、F調に転調して終わります。

 



テーマ曲(2003年2月)

マイム・マイム
 日本3大フォークダンス曲の一つといわれるほどポピュラーなイスラエルのフォークダンス曲です。「マイム」の意味は「水」で、砂漠で水を発見した喜びを表現している大変楽しい曲です。また、中東のメロディらしい、エキゾチックな感じが心地よく響きます。

 



テーマ曲(2003年1月)

知床旅情
 森繁久弥作詞作曲のこの曲は、昭和40年にレコードが発売されたものだそうです。最初に聞いたときは、なんだか「早春賦」に似ているなとの印象をもったものです。後に、加藤登紀子がよく取り上げております。
 素朴な味わいを持った曲ですので、クロマチック・ハーモニカ演奏にもよく合います


 
2003年12月(テクニック)

休符
 この曲はハーモニカ・カルテット用に編曲されており、1stが主にメロデイ、2ndがオブリガートを付けるようになっています。しかし、1stパートでも2ndパートに呼応して演奏する部分があります。そのため、1小節半の休みがあります。
 ソロ・パートばかりですとつい全曲を通して音をだすような癖がついてしまいますが、このように合奏に進んでいくと、他のパートをよく聴いてから音を出すといったことも必要になってきます。その場合、休符を単なる休みと思ってはいけません。気を抜かないでしっかりカウントして音出しをしてください。





テクニック(2003年11月)

付点音符のリズム
 この曲では付点が付いた音符がたくさんでてきます。16分音符の後に付点8分音符が付いたものとその逆で付点4分音符の後に16分音符がくるものが交互に出てきたりしますから、それらを正確に読み取りましょう。
 それぞれ2つの音を合わせて1拍になりますから、1小節4回足を踏んでいるとして、その次の音が丁度次の足が下りたときに発音するようになっています。その感覚に身体を慣れさせましょう。





テクニック(2003年10月)

ゆっくりのタンギング
 この曲や多くのフォークソングでは8分音符の連続した同じ高さの音がでてきます。歌う場合には歌詞を口に出すので自然に音が切れてくれるのですが、楽器で吹く場合には意識して音を切らなければなりません。かといって、はっきりしたタンギングでは強すぎて歌の感じを壊してしまいます。軽いタンギングでかすかに音を切ってください。具体的には舌の先が上顎にちょっと触れるくらいの感じです。
 この曲ではゆっくりしていますからそんなに大変ではありませんが、速い曲だとこれが中々うまくいかないものです。





テクニック(2003年9月)

ハンドカバー奏法再訪
 この曲をかわいらしく吹くには、ハンド・カバー奏法が適しています。2002年10月のテクニックで解説してありますから、もう一度読んでおさらいをしてください。


テクニック(2003年8月)

スタッカートとスラー
 この曲ではメリハリを付けるためスタッカートとスラーが使い分けられています。それぞれの働きを理解して、曲の表情を出すようにしましょう。




テクニック(2003年7月)

流し
 オブリガートと言っても、この曲では2分音符や4分音符の流しが主です。合奏では曲によって弦楽器的なパートを受け持ったり、管楽器てきなパートを受け持ったりします。それぞれの楽器の特徴を捉えて、弦楽器の場合には滑らかに、管楽器の場合には立ち上がりを鋭くといったように使い分けができるようにしておきましょう。
 この曲の流しはバイオリンのパートをイメージします。したがって、ビブラートは手を揺らすハンド・ビブラートが適しています。十分ビブラートをかけながら流しの部分をメロディ・パートを生かすように吹きますと、オーケストラ的な一体感が出て、流しといえども大変楽しいものです。
 次の譜では、第一パート内で2部に分かれ、和音を作っています。重音奏法ではありません。こんな場合には、ハモリを十分に楽しんで吹くようにしましょう。




テクニック(2003年6月)

フレージング
 この曲は、歌詞の切れ目と小節の境がずれています。スラーを使ってフレーズ分けしてありますので、息継ぎをフレーズに合わせて実施してください。
 ハーモニカは吹き吸いができるため、明示的に息継ぎをしなくても曲が吹けてしまうという性質がありますが、だからといってフレーズを気にせずに吹いてしまうといわゆる「弁慶がな」の現象となり、聞く人は変に感じてしまいます。
 スラーでフレーズが指定されている場合は、その切れ目でしっかり息継ぎするよう心がけましょう。




テクニック(2003年5月)

6/8拍子
 6/8拍子の曲です。3/4拍子のワルツとの違いは、ワルツがズン・チャッ・チャッと3拍子であるのに対し、6/8拍子ではイチニサン・イチニサンとむしろ3連符が二つ続くような2拍子的な数え方をするところにあります。




   曲そのものは簡単ですがときどき装飾音が入るので、効果的な吹き方をマスターしてください。


テクニック(2003年4月)

よく使われる転調
 転調パターンにはb、#の増減、1音上げ、半音上げなどがあります。一般的にはクロマチック・ハーモニカにおける転調は初心者泣かせになります。メロディと吹き吸いの感じが逆転してしまうので、混乱しやすいのです。
 しかし例外的にC調からC#調へ半音を上げる転調はクロマチック・ハーモニカではボタンを押したままにするだけでよいので、大変よく使われます。C#調はDb調と同じ調子ですが、Db調で楽譜を書くと初心者にとってはとても読みにくい楽譜になってしまいますので、上級のテクニックで説明しています。しかし、C#調として書かれれば、ボタンを押すだけという手軽なものになりますから、今回、よくマスターしておきましょう。





 ただし、臨時記号が現れる場合には今度はボタンを戻すことになりますので、若干注意が必要になります。この曲では、G#音だった音を半音上げてA音にする場所が1箇所あります。







テクニック(2003年3月)

グリッサンドと装飾音
 出だしには下から上へ上がるグリッサンドが使われています。あまり速くハーモニカを滑らすと音が出ませんし、遅すぎると曲の進行に付いていけません。ほどほどの速さでグリッサンドがかかるようコツを掴んでください。(お手本では、残念ながらMIDIの分解能のためかグリッサンド風に聞こえません、ご注意ください。)



 装飾音符は半音下からボタン操作でできるものと、1音下からでハーモニカを滑らせるものの2種類があります。半音下からのものも、ボタン操作ではなく吸音と吹音を素早く切り替える方法でもできます。





テクニック(2003年2月)

速めの曲に挑戦
 参考にしたレコードはb3個のCm調ですが、Am調に転調してあります。スローな曲が続いたので、速目の曲に挑戦してスピード感に慣れましょう。



 原調子の方は上級レパートリーに加えてありますが、bが3個付くと、Amより滑らかな演奏が可能になります。




テクニック(2003年1月)

ハンド・ビブラート
 この曲自体は簡単なもので、特に音符的に追求しなければならない点はありません。
 今回は表現力のアップを狙ってハンド・ビブラートに挑戦してみましょう。
 ハンド・ビブラートは手の振動を利用したビブラートです。ハンド・ビブラートにも音を潰し気味にし、ハーモニカでないような音つくりをする吹き方、バイオリンのビブラート的な吹き方、素朴なクロマチック・ハーモニカの味を引き出す吹き方などがあります。この曲は素朴な味わいが身上の曲ですから、最後の吹き方を狙います。
 まず吹き方ですが、音は潰さないで、正しい音程の素直な音が出るようにしてくださいその上で、手に動きを付け、ハーモニカを前後に揺らします。この揺らし方ですが、
@両手を同時に動かす方法と

A左手は動かさないで支点にして右手だけ動かす方法

があります。どちらでもいいのですが、大切なのはハーモニカが唇から離れたり(本当には離れない、接触したまま)くっついたりという動きをすることです。私自身は、低音部を吹くときにAの方法だとあまりハーモニカが動かないのが嫌なので、もっぱら@の方法を使っております。
 悪い方法は
B唇が支点になってしまう

吹き方です。この場合、手が盛んに動いても実は唇とハーモニカの距離が全く変わらないのでビブラートがかからないのです。
 最初はロング・トーンで練習しましょう。吹きながら手を前後に動かし、かつ耳で実際にビブラートがかかっているかどうかよく確かめましょう。案外これがおろそかになり、手が動いているのにビブラートがかからないということに繋がります。手を動かすのが目的ではなく、ビブラートをかけることが目的です。
 手の動きの早さにも気をつけてください。曲に合った丁度いい速さを見出さなければなりません。
 息の強さはあまり強くしないでハーモニカが唇から離れそうになる時点では音が途切れる間際という音がするようであれば、かなりクロマチック・ハーモニカの特徴あるビブラートになります。そのような音が出たら、実際の曲で練習しましょう。
さて、息の強さを少し強めにして、ハーモニカが唇から離れそうなときにもある程度の音量が保たれるような吹き方にすると、バイオリンのようなハンド・ビブラートになります。このときも音程は下げないように注意しましょう。
また、音を絞って音程を下げ(続け)ながらハンド・ビブラートをかけると、ハーモニカではないべつの楽器のような音色になります。これは、複音ハーモニカでいう誤ったバイオリン奏法と同じ吹き方といってもよいのですが、音程が下がっているので伴奏楽器と合わなくなり、とても聞き苦しいものです。ただし、この分野にも達人達はいます。その方達の場合、あらかじめハーモニカ自体の音程を高めにチューニングしてあって、音程を下げたときに丁度伴奏と合うように吹いているのです。このような努力なしには決して使ってはならないビブラートです。



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