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目次

テーマ曲
2004年1月
2004年2月
2004年3月
2004年4月
2004年5月
2004年6月
2004年7月
2004年8月
2004年9月
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2004年11月
2004年12月
今月のテクニック
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テーマ曲(2004年12月)

My Memory
 「冬のソナタ」の数々の名場面で印象的に流れる曲です。歌版とバイオリン版がCDに収められていますが、バイオリン版を参考にしています。奏者も素晴らしく雰囲気を出す弾き方で、ハーモニカを吹く場合にもぜひ参考にしていただきたいものです。



テーマ曲(2004年11月)

Jingle Bell Rock
 Bobby Helmsの作曲になる乗りのよい曲です。12月になるとあちこちから聞こえてくることでしょう。

Jingle bell, jingle bell, jingle bell rock
Jingle bells swing and jingle bells ring



テーマ曲(2004年10月)

ティコティコ
 ショーロ(サンバの一種)の名曲。原題は「Tico Tico No Fuba」といって、餌をついばむ雀の姿を描写したものです。オリジナルは非常に速いテンポで演奏されるので、ハーモニカでは演奏不可能領域に限りなく近いのですが、ここではチャチャのリズムに乗って比較的ゆっくりした演奏です。といっても、中位の速さで8分音符の連続ですから、簡単ではありません。しかし、通して吹けると小気味よいリズムを楽しむ実感が湧いてきます。



テーマ曲(2004年9月)

セント・ジェームス病院
 ジャズのスタンダード・ナンバーから。ルイ・アームストロングやドクター・ジョンの歌と演奏で有名です。マイナー調のけだるい曲ですが、これにはまると実に手放せない、お気に入りの曲になってしまいます。
 この曲は実はこの秋のライブで弾き語りの方のバッキングを務めることになっていて、歌にあわせて適当にオブリガートを入れることになっています。ブルーノートを混ぜたオブリガートを入れると、実に実にブルーな雰囲気になって、ぐっと来るものがあります。



テーマ曲(2004年8月)

Ave Maria
 シューベルト作曲のアヴェマリアのポピュラー編曲です。
 ゆっくりした曲ですから、きれいなビブラートをかけないと聞くに耐えません。横隔膜ビブラートの練習にとてもよい曲です。
楽譜上は付点音符で表されていますが、Swing調で乗っていくようにするとよいでしょう。



テーマ曲(2004年7月

遥かなる山の呼び声

 1953年制作の西部劇の名作「シェーン」の主題歌。映画館で観た記憶はありますが、初公開ではなかったのかもしれません。学級内で早撃ち何秒とかでモデル・ガンの回転を競ったような思い出が。
 なんといってもラスト・シーンが心を打ちますね。「シェーン、カムバック!」そこで流れていたのがこの曲、「The Call Of The Far Away Hills」です。
 この曲、とってもなじみやすいのには理由がありそうです。ペンタトニック音階でできているのです。ということは10 holesのハーモニカで1st、2nd、3rdの各ポジションでベンドなしにメロディが吹けてしまうのです。カウボーイ・ソングには打って付けですね。クロマチック・ハーモニカではC音(ド)からはじめても、G音(ソ)から初めてもF音(ファ)から始めてもボタンを押すことなくメロディが吹けます。
 ということは右手でハンド・カバー奏法がしやすいってことでもありますね。左手のハンド・カバーが苦手の人にはやさしい曲です。
 ただし、ここでの編曲ではbが3個ですので、左手のハンド・カバーを使うか喉のビブラートが雰囲気を出すにはよいでしょう。



テーマ曲(2004年6月)

哀愁のエルサレム
 ラリー・アドラーさんの演奏からの採譜。彼の「幻の」といわれたビブラートが素晴らしい効果を発揮します。
 何でもイスラエルで作曲コンテストがあったときの優勝曲だそうで、アドラーさんはユダヤ人であるためにこの曲他を録音しているようです。私が最初に買ったのは45回転のシングル盤で、A面はアドラーさんがギター伴奏で演奏し、B面はヘドバとダビデのデュエットのバックのオブリガードをアドラーさんが演奏しているものでした。この盤は廃棄してしまって手元にありませんが、ギター伴奏のものはくしくもイスラエルのテルアビブ空港の売店で見つけたCDに入っておりましたので、手元で鑑賞することができます。
 アドラーさんの演奏を採譜したのはこれが初めてで、長年演奏したいと狙いをつけていたのですが、あまりの素晴らしい演奏であるために手を出さないでいました。今回は意を決して採譜し、第8回じみコンで最初の演奏を披露しました。
 アドラーさんのビデオを見ると盛んに手が動きますので、あの「幻の」ビブラートというのは舌の奥の動きとハンド・カバーが融合されて出されるもののようです。したがってオープン・マイクでないとハンド・カバーが使えません。じみコンでは手持ちマイクだったので、もっぱら横隔膜と喉のビブラートを使いました。



テーマ曲(2004年5月)

ふたりだけの夜明け
 映画「ふたりだけの夜明け(VIVRE LA NUIT)」のテーマ曲です。ナイトクラブの秘書フィリップとスナックの従業員ノラの波乱に満ちた恋の物語。
 美しいセンチメンタルな主題曲はクロード・ボランの作曲。
 お手本にしたLPはサウンドトラックものではないと思われますが、メロディはクラシック・ギターが担当しております。とてもかわいい曲で、クロマチック・ハーモニカで吹いてみることにしました。後半のストリングスのオブリガードも中々よいので、ハーモニカ・アンサンブルでも取り上げるとよいかなと思います。



テーマ曲(2004年4月)

Cavatina
 映画「ディアハンター(The Deerhunter)」のテーマ曲です。なんでもクラシック・ギターの世界では「禁じられた遊び」と同様の有名でポピュラーな曲だそうです。もっとも後者よりは難しいらしい。
 Bonfiglioさんがこの曲をハーモニカで美しく演奏しています。CD 「Bonfiglio Romances」(HHCD 1001)に収録されていますので、お手本として聞いていただきたいと思います。
 Bonfiglioさんのビブラートはハンドカバー奏法と喉か横隔膜かまたは顎のいずれかのものが複合されていると思われます。単純にハンドカバーだけでもかなりきれいに演奏できますが、ポワポワ音が出ないように、どれくらい密閉度を緩めればよいのかを研究してください。また別のビブラートと複合させるとどうなるか試したりするのが課題です。



テーマ曲(2004年3月)

カナダの夕日
 1956年の発表で、今やジャズのスタンダード・ナンバーになっています。ハーモニカ界ではレオ・ダイアモンドさんがあの搾り出すような微妙な音色で演奏した例があります。古いレコードを探して聞いてみるのも大変参考になると思います。
 ここでの編曲はLawrence Welk楽団の演奏を参考にしており、ボサノバのリズムに乗っています。


テーマ曲(2004年2月)

木綿のハンカチーフ
 太田裕美さんの唄でヒットした明るい歌です。昨年のスタジオ101の公演で昔と変わらず元気に歌っているビデオを見せてもらいました。彼女、歳を取らないのでしょうか、って思えたくらいです。
 イントロ部分がすこし難しいですね。


テーマ曲(2004年1月)

小さな花
 この曲は、クラリネットが定番のポピュラー曲です。
 それほど速い曲ではないので、クロマチック・ハーモニカでも余裕をもって演奏可能です。同じリード楽器のためか、クロマチック・ハーモニカにもとても似合います。出だしの低音からのグリッサンドは4オクターブの楽器向きですが、低音なのでクラリネットの雰囲気をよく表します。
 この演奏は鈴木章治さんを参考にしております。リズムのフェイクは、なれないとかなり難しいのですが、おかげでよいリズム感の養成に役立ちます。


 
テクニック(2004年12月)

Gb調
  歌手の声域に合わせたものか、bが6個のGb調になっています。半音上げればG調、下げればF調と吹きやすい調子になりますが、ここはbがたくさん付く楽譜を読むよい訓練だと思って、前向きな姿勢で取り組んで見ましょう。演奏自体は複雑ではなく、ほとんどボタンを押しっぱなしにして、CbのときだけBで吹くつもりでいればよいのです。
 ハーモニカ独自の表現を求めるなら横隔膜ビブラートや喉のビブラート、あるいはハンド・カバー奏法を使い、どの音でもほとんど自由にスライド操作による装飾音が可能なのですから、あまり邪魔にならない程度に入れてみるのも面白いでしょう。
 一方、オリジナルのバイオリンの表現力をこの際見につけようというのであれば、CDをよく聞いて手を前後させるビブラートが向いています。音程を下げないように注意し、精一杯ハーモニカを歌わせましょう。装飾音はバイオリンでは使わない弾き方ですので、一つ一つの音により注意した音色作りを心がけてください。





テクニック(2004年11月)

シンコペーション
  出だしはロックのリズムで始まりますが、すぐSwingに変わります。そしてシンコペーションがあちこちに出てきます。下の楽譜のようにAの音が前の小節から続いていると、シンコペーションに慣れていない人はついその出だしの音が小節の頭かと勘違いしてしまうようです。
 私の場合は延びた音は母音を補って
   ラアシラ ミ ソ 
みたいな読み方をしていて、小節の頭は「ア」のタイミングだという風に捕らえています。一般的な方法かどうかはわかりませんが、早い段階で自分なりのシンコペーションに対応する方法を考えて身につけておかないとこのような曲を克服するのは並大抵ではありません。みなさん、それぞれが工夫してみてください。




テクニック(2004年10月)

アルペジオ
  8分音符の繋がりは、リズム的には難しいことはありません。確実に音を拾っていけばよいのです。ただ、この曲ではアルペジオ(分散和音)が出てきます。音階の中の連続した音ではなく飛び飛びの音を拾っていくのは中々大変なことです。
 今回はC調ですが、色々な調でアルペジオの練習を始めるきっかけにしてください。




テクニック(2004年9月)

Cmに慣れる

  ピアノの譜はDmでしたが、弾き語りの方の音域に合わせてCmに転調してあります。Cmでは、スライド操作がとてもやりやすいので、自由に装飾音を付けて吹くのには便利な調です。
 出だしの部分だけ見ても、Eb音、Ab音などではスライド操作による半音下の装飾音が付けやすいですから、楽譜には書かれていませんが自分なりに工夫してかっこいい演奏にしてみましょう。なを付け過ぎはよくないので、どれくらいの頻度で付けたらよいのかという点でもいろいろと工夫してみてください。




テクニック(2004年8月)

横隔膜ビブラート
  吹き吸いのあるハーモニカで横隔膜ビブラートを使うのは、他の吹奏楽器とまた違った難しさがあります。お話してみると、「エー、吸いながらビブラートかけるんですかー。」と驚かれたりします。
 吹き吸いが交互にくるような細かな音の場所では吹き吸いの関係で当然ビブラートをかけられませんから、ロングトーンの場所でビブラートをかけるようにしましょう。その見極めを、自身をもって判断できるようにしましょう。




テクニック(2004年7月)

合いの手
  ゆっくりの曲ですので、ビブラートをかけて歌い上げてください。途中、バックにメロディが移ると、オブリガートで合いの手を入れるようになります。リズムが複雑ですので、休みや音の長さに気を付けて、メロディに置いていかれないようにしてください。




テクニック(2004年6月)

低音域ビブラート
  前半のメロディは高音部、後半は低音部が使われます。低音部では、リードの振動と喉の振動がうまく合致してハーモニカ特有のビブラートがかかりやすくなります。アドラーさんもそれをうまく利用しています。耳で聞いてみるとどんな音かわかりますが、文章だけでは把握しにくいと思います。


 最後の最後で、その特有の音にさらにベンディングの効果で少し音程を下げ、次に普通の音程に戻すという吹き方をしています。このテクニックはかなりアッピール度が高いのでマスターしておくといいと思います。残念ながらMIDIのお手本では今一感じが出ません。



テクニック(2004年5月)

細かい音
  16分音符の細かい音で駆け上がっていく部分があります。細かく書かれていると速いフレーズだと思い込んで、あわてて必要以上の速さで吹こうとする方がたくさんいます。でも、この曲のようなゆっくりした曲想でそんなにあわてる必要はまったくありません。落ち着いてテンポを崩さないようにしっかり吹きましょう。
 とはいってもこのような音階のつながっている音符の列は音階練習をしっかりやっておく必要があります。逆に、音階練習がしっかりしてあれば、音階だなということと、始まりの音は何かということを把握するだけで、このようなフレーズは楽々こなせるようになるのです。一つひとつの音を読み取る必要はないのです。




テクニック(2004年4月)

オクターブ奏法への移行
  後半にオクターブ奏法が出てきます。単音奏法から重音奏法へ移行するのですが、非常にきれいなゆっくりした流れの中での移行なので大変気を使います。雰囲気を壊さないようにしましょう。



テクニック(2004年3月)

ボサノバのリズム
  メロディの方はボサノバのリズムといってもこの曲ではシンコペーションが余り出てこず簡単な方です。(一般にはシンコペーションの塊といっていいです。)ボサノバのリズムというのは1小節ではなくて2小節で一通りのリズムが来ますので、伴奏するのも大変難しくなります。メロディの人も、そのリズムの複雑さに惑わされないようにしっかりと小節をたどっていってください。
 この曲の特徴として途中でウォーキング・ベースのスゥイング・ジャズ風のところがあって、そこにはシンコペーションが現れます。楽しく乗って演奏してください



テクニック(2004年2月)

ボタン操作
  #3個のイ長調の曲で、ボタン操作と吹き吸いの切り替えが同時に起きる中々意地悪な曲です。調子のよい曲ですのでリズムに乗って吹き吸いやボタン操作を行えば大丈夫でしょう。
 また、イ長調の音階練習を復習しておくと役に立つことでしょう。



テクニック(2004年1月)

休符
  この曲ではよく2拍3連符が使われており、その1音が休符になっています。また、リズムのフェイクの中で休符が入ってくるために間が取りにくくなっています。このような休符に惑わされることなく確実に進行を捕らえる訓練をしましょう。
 コツとしては、休符は休みではなく発音しないながらも心の中で「ン」とその長さ分をちゃんと数えることです。







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