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奏法(トリル)のページ


奏法



目次

1. 重音奏法
2. トリル
2.1. ボタンを押すトリル
2.2. ハーモニカを押すトリル
2.3. ハーモニカを滑らすトリル
2.4. 吹き吸いするトリル
3. トレモロ
4. 音のフェイク
5. グリッサンド
6. ビブラート
7. タンギング

2. トリル

 複音ハーモニカに較べてクロマチック・ハーモニカの大きな利点は、トリルが簡単にできることです。ボタンを押すだけで半音上がる、この手軽さは魅力です。
 しかし、クロマチックで可能なトリルは決して万能ではありません。管楽器や弦楽器のように自由自在にトリルができるわけではありません。、トリルの背景にも音楽的な理論が存在するのです。原則は、音階の中での次の音と交互に音を出すということです。この原則に合わないトリルを無理やりに使っても、音楽的には非常にまずい結果になることでしょう。
 したがって、フルートやレコーダのバロック音楽の楽譜を手に入れてクロマチックで吹こうと思っても、まずうまくいきません。そういう意味では、クロマチックのトリルには大きな制約があって、その中でうまくいくような場合に限って使うようにしなければなりません。

2.1 ボタンを押すトリル
 いくら簡単にボタンを押して半音上の音とのトリルができるといっても、練習をしておかないとうまくいかないのが楽器を扱う上での常識です。左手でハーモニカをしっかり持ち、右手は自由にした上でボタンを繰り返し押します。このとき、振動がハーモニカに伝わってしまって、吹いている穴の位置がぶれてしまうようだときれいなトリルになりません。
 ボタンを押す右手は、指を使う人、手のひらを使う人様々です。トリルが終わったときにすぐ右手が元の位置の戻れるのであれば、特にどこで押しても構わないでしょう。要は、ご自分のやりやすい方法でよいのです。



 音階の中でトリルしなければならないということは、C調の場合にトリルをかけられる場所はE音(ミ)とE#音(ミ#)=F音(ファ)の繰り返し、およびB音(シ)とB#音C音(ド)の繰り返しに限られます。その他の場所でかけた場合には、多くの場合、非音楽的なものになることでしょう。もちろん、半音を多用するような曲の場合はこの原則に当てはまらなくて音楽的な響きがする場合があります。
 他の調の場合も、どうも非音楽的な響きがするようであれば、この原則に立ち返って考察してください。



2.2 ハーモニカを押すトリル
 音階内の隣り合った音ということでは、ボタンを動かさないでハーモニカを動かすトリルの方法もあります。C調でいうとC音(ド)とD音(レ)は、B#音(シ#)とD音(レ)を使って、ハーモニカの方を動かすことによって可能になります。また同様にF音(ファ)とG音(ソ)もE#音(ミ#)とG音(ソ)を使ってトリルすることができます。
 右手は掌でボタンを支え、動かないようにします。左手は利き腕ではないので、よく訓練する必要があります。
 他の調の場合も、この方法で半音違いや1音違いのトリルの可能性がありますので、それぞれの調でよく考えてみましょう。






2.3 ハーモニカを滑らすトリル
 クロマチックハーモニカの場合、A音(ラ)とB音(シ)は、音階内の隣り合った音で、かつどちらも吸う音なのでトリルすることができます。この場合、右手も左手も、ハーモニカと一緒に動かします。






2.4 吹き吸いするトリル
 C調についていうと、残りはD音(レ)とE音(ミ)のトリル、およびG音(ソ)とA音(ラ)のトリルです。これらは吹き吸いを急速に繰り返すしか方法がありません。特に前者のD音(レ)とE音(ミ)のトリルは吹き吸いにつれて穴の位置も変化するので、よりきついトリルになります。
 吹き吸いを早くするには訓練しかありませんが、訓練次第で当初大きな動きしかしなかった横隔膜がより細かに上下してくれるようになるという経験をしています。あまり長い時間のトリルは無理ですが、2〜3回の短いトリルやこれを利用した装飾音符は上達しますので、あきらめないで挑戦し続けることがよい結果を生みます。頑張ってください。








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